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「月の土地販売」を考える
2006 / 03 / 04 ( Sat )
以前記事で紹介した「月の土地販売」(私も、来年買う気満々)についてですが、微妙に反響があったので、経緯を含めてもう少し突っ込んで調べてみました。

ところが、調べて行くうちに、少しずつ不安になってきてしまいました。

サイトで紹介した以上、書いたほうが良いと思ったので少し長いですが内容を記したいと思います。

【月の土地販売にまつわる主な経緯】

◎1967年:宇宙条約

  「いかなる政府も月や惑星などの天体資源について権利を主張することはできない」

との記述があるそうです。

しかしながら、企業や個人がその権利を主張し、営利を目的に開発・利用・占有することについては明記されていませんでした。

国連やこの宇宙条約に署名した各国は、条約の批准後にこのことに気付きます。

国連は、この条約で政府同様に企業や個人が「権利を主張、開発・利用・占有できないように」修正しようとしたのですが、署名各国の合意が得られなかったそうです。

◎1979年:月協定(1984年7月11日発行)

  「月の表面、地下、あるいはそれらの一部とか資源とかは、だれの所有にもならないよ。」

と明記されました。

ただ、この協定を批准したのは、オーストラリア、チリ、モロッコ、オランダ、フィリピン、ウルグアイの6カ国のみ。

加入は、オーストラリア、メキシコ、パキスタンの3国。署名のみがフランス、グァテマラ、インド、ペルー、ルーマニアの5ヶ国という状況でした。

アメリカ、ロシアはもちろん、日本ですら批准しませんでした。(現在も)

内容自体は、とても有意義な協定であると個人的には思うのですが、各国ともそれぞれの利益を考えてのことなのでしょうか、、、

◎1980年:月の所有権申し立て

宇宙条約の盲点をついて、デニス・ホープ氏がサンフランシスコの行政機関に、「月の所有権」の申し立てを行いました。

この申し立ては、正式に受理されたそうです。

同氏は、念のため「国連」「アメリカ合衆国政府」「旧ソビエト連邦」に月の権利宣言書を提出します。

この宣言書に対して、異議申し立てがなかったため「ルナ・エンバシー社」を設立。

月の土地販売を開始しました。


ここまで書くと、別に問題はなさそうです。

「月協定」で所有してはいけないとの明記はされましたが、デニス氏が申し立てを行ったアメリカは、この協定を批准していないし、仮に私が購入する場合、日本もこれに批准していないからです。


少し驚いたのは、ここから


何と、他にも月の土地を販売している「ルナ・レジストリー」ところがあったのです。

ちなみに、「ルナ・レジストリー」の月の土地の販売形態とは

◎2015年を目標に「月への永久移住」を目指し、計画を進めている。
◎販売した利益の一部で、月へ人を送る計画をサポートしている。
◎購入するのは月の土地の株(権利)
◎月に行けるようになると、購入した土地の株が上がる(可能性がある)。
◎購入した権利は、ベルヌ条約に従い各国の特許局(日本特許庁含む)と商標オフィス、国連官庁出版物保管図書館、米国議会図書館に保管される。
→ベルヌ条約:文学・美術的著作物の著作権に関する基本条約
◎著作権を有す、国際ルナレジストリー発行の年刊誌に、永久に登録される。


以前紹介した、デニス氏率いる「ルナエンバシー」は「月の所有権」を申し立て、これが受理された。とのこと。
とすれば、まったく異なる他社が「月の土地を販売」することはできないはずです。

しかしながら、実際に月の土地の権利が販売されており、この会社(団体?)のサイトには明らかに「ルナエンバシー(デニス氏)」に向けて発せられたと思える記述があるのです。

※Q&Aコーナーを要約(というか自分なりにアレンジ)

Q:ある男性が国連やソ連へ所有権の申し立てをして、合法的に所有を確立したのでは?
A:月は彼のものではありません。政府に手紙を書いただけで、はたして所有権を得られるのでしょうか?
当社は合法的に所有資格を得られるよう、世界の団体や専門家と共に取り組んでいます。
土地の所有で認識できる歴史的事実は「実際にその土地を占有することです」

Q:他にも月の土地を販売している会社がありますけど?
A:当社とその関連会社だけが、法的に月探査の援助をする為の月の土地販売を認可されています。

Q:国連の月条約の位置付けは?
A:一部の会員で決定された条約は、その加盟国の間で適用されるもので、それ以外の国に及ぶものではありません。国連は政府ではないので、法律を作ることはできません。


「ルナ・エンバシー」は先にその権利を主張し、「ルナ・レジストリー」は先に実行支配をしようとしています。
何だか、日本と韓国とにおける「竹島問題」のような様相を呈しています。


■「ルナ・エンバシー」社の購入内容
・月の土地権利書
・月の憲法(ルナエンバシー社制定)
・月の地図
・月の土地権利書(和訳版:A4)
・月の憲法(和訳版:A4)
・土地所有権の宣言書のコピー(英文)
・オリジナル封筒
価格:2,700円/1エーカー

■「ルナ・レジストリー」社の購入内容
・月の土地所有権登録権利書
・土地の位置図
・地域の専門名称(静けさの海etc・・・)
・境界線付きデジタル衛生写真
・土地情報シート
・Lunar Republic Society会員証(1年間)
・国際ルナレジストリー発行の年刊誌に永久に登録
価格:$18.95~$37.50/1エーカー(場所により異なる)

「ルナ・レジストリー」社は月へ人を送り出すことを保証してはいません。(でも、とっても前向きにやっていくそうです)

また、それぞれが販売している土地が重複しているかどうかは分かりません。

「ルナ・レジストリー(Lunar Republic Society)」の米国サイトでは、「ルナ・エンバシー」社を目の敵にしたような記事があります。(詐欺とまで言っています)

一方で「ルナ・エンバシー」社の方はTBSのはなまるマーケットが番組で取り上げた上で購入していたり他にも新聞など様々なメディアで何度も取り上げられています。

正直、最終的に誰がどのような判断をするか?というのは分からないのですが、どちらか一方の権利書は無効となる可能性もあるのではないかと思います。

今のところの自分の判断ですが、それでもどちらかは購入したいと考えています。

だって、もし石油とか他にも有益な鉱物資源などが、自分の土地からでてきたら、、、
人が住むようになる前に、実現しそうだし、、

「月協定」を見ているとそんな気持ちがふつふつを沸いてきてしまいました。
参考までに、かなり要約(勝手な解釈)をした「月協定」を記載しておきます。


◎【月協定】の「binbinbin的要約」(意味、変わってるかも?)
参照元→月探査情報ステーション(さすがに法律的な文章はすごい分かりにくかった。)

第一条
・この協定の月に関する規定は、基本的に他の太陽系の天体にも適用するよ。
・この協定は月を周回する軌道、月の周回軌道に到達する飛行経路を含むよ。
・この協定は、自然の法則により地球の表面に到達する地球外物質には適用しないよ。

第二条
・月の探査や利用を含むすべての活動は国際法(特に国際連合憲章)に従うよ
・国際的な平和・安全の維持・国際間の協力や理解促進のために採択された宣言を考慮して、すべての締結国の相応する利益に配慮して実施するよ。

第三条
・月は、平和的な目的で、すべての締結国で利用するよ
・月で、脅迫とか武力行使とかやっちゃダメ。また、脅迫とか武力行使などのために、月を利用するのもダメ。
・締結国は、核兵器とか大量破壊兵器を月の周回上・周回経路に到達する飛行経路に載せちゃダメ。
・当然、月の上に持ってくるのもダメ。
・月では、一切の軍事活動はしちゃダメ。
・でも、平和的な目的で軍に所属する人が月に行くことは良いよ。
・月の平和的な目的の探査なら、必要な装備や施設を使用したりしても良いよ。

第四条
・月を探査、利用するってことは、すべての人や国の利益に関わることなので、そこんとこヨロシク。
・月の探査、利用に関するすべての活動で、協力的・相互援助の精神でやってね。
・できれば、いろいろな国が協力して活動する形が、望ましいな。

第五条
・締結国は、月の探査とか利用に関する活動の情報を、国連・一般大衆・科学界に対して最大限提供するようにして。
・月に対する活動(時間・目的・場所・軌道)は速やかに報告して
・科学的成果とか活動の成果については、活動終了後に教えて。
・他の国が、月の同一地域、同一の周回軌道などを利用する計画があることを知ったら、その国に「うちとかぶってるんだけど、、、」って言ってやって。
・この協定に基づいて活動していて、宇宙空間で人命に関わるような現象とか兆候を発見したら、すぐみんなに教えて。

第六条
・月における研究には、一切の差別をしちゃダメ。
・月の鉱物などの物質を採取しても良いよ。採取したものはその採取した国で責任もってやってね。
・採取したものは、科学的な目的で使ってね。他の国とか科学界から「うちも使いたい」と言ってきたら、協力してあげて。
・派遣された人員とか施設とかは、みんなで協力して活用できると良いね。

第七条
・活動するときは、地球から変な物質を持ち込んだり、月の環境を変化させたりして、月の環境を悪化させないように頑張って。
・同様に、月から変なものを持ち帰ったり、地球の環境が悪化するような要因を作らないようにして。
・活動する国は、環境を悪化させたいようにとった措置を国連の事務総長に報告して。
・特別な関心がある場所とかは、国連の科学的保存地域に指定されるように、他の国とか関係機関とかと協議してみて。
・ついでに、その関心のある場所・区域を報告して。

第八条
・締約国はこの協定に従って、月で探査とか利用をすることができるよ。
・宇宙物体を月に着陸させたり、宇宙物体を月から打ち上げたりできるよ。
・必要なものなら、機械とか施設とかを月の上に配置できるよ。

第九条
・月面上に、有人・無人の基地を置いても良いよ。
・置いた基地は、その基地が必要となる地域での活動において使うことにしよう。
・基地を使うときは、場所とか目的を教えて。
・引き続き使うときは、1年ごとくらいでも基地の使用状況を教えてくれないと困るな。
・基地は、この協定の規定とその他の条約にしたがって、他の締約国の邪魔にならないように設置してね。

第十条
・月では、命とか健康とかに悪影響がないように、最大限措置をとってね。
・これは、他の条約で定める宇宙飛行士とか宇宙飛行士の救助や物質の返還のときも適用するよ。
・月で困っている人がいたら、ぜひ助けてあげよう。

第十一条
・月とその資源はみんなの財産だよ。
・月は、主権・占拠などいかなる手段を用いても国家の占有にはならないよ。
・月の表面、地下、あるいはそれらの一部とか資源とかは、だれの所有にもならないよ。
・自分の基地が、例えば月に杭を打ったりして月と繋がっているとしても、そんなことで月の所有権は得られないよ。
・月を探査、利用するときは、どんな種類の差別も受けないよ。
・もし、月から使えそうな資源がでてきて、それが実用可能になったら、月の天然資源を開発する法律を作るための国際的な枠組みをつくることにしよう。
・設立される国際的な枠組みの目的は「秩序ある安全な開発」「合理的な管理」「使用の機会の増大」「得られる利益の公平な分配」を含むよ。

第十二条
・月にある基地とか施設とか人員とかは、それを作ったり派遣した人に管理する権限があるよ。
・月の設備とか機材とかが、思わぬ場所で発見されたときは、それを別の協定で定められた「報告したり」「回収したり」「返還したり」といった措置をとるよ。
・人命に脅威を含むような緊急事態の場合には、月における他の国の装備とか施設とかを使っても良いよ。その代わり、きちんと報告してね。

第十三条
・自分のところで打ち上げていない物体が月へ不時着とか強制着陸とかしたら、すぐ国連へ。

第十四条
・月で活動するときは、政府か非政府かは関係なく国際的な責任があるんだよ。
・非政府団体が月で活動するときは、その国の許可と監督のもとに行うんだ。
・月における活動が進展して、色々な条約とか宇宙物体とかで損害がある場合は、月での損害賠償について、色々取り決めることを了承してね。

第十五条
・月での活動は、平和的・科学的目的で利用されるので、自分の国が管轄する基地とか施設とかを他の国も使えることにするよ。
・それぞれの国が安全、正常に活動できるように、お互い邪魔したりしないようにしよう。
・適当に手続きを取って、助け合いながらするようにしよう。
・もし他の国が、これらの義務に反している。と思ったら、その国と協議をするように要請できるよ。
・要請を受けた国は、それにそってきちんと協議しないといけないよ。
・協議に参加する国は、前向きに取り組んでね。また、結果を国連に報告して、国連からすべての締約国に連絡しちゃうよ。
・前向きに協議しても、いい解決策が思いつかないときは、国連事務総長に助けを求めてみて。

第十六条
・この協定における国に対する規定は、政府間国際機関にも当てはまるよ。でも17条から21条までは省くよ。
・でもこの政府間国際機関は、加盟国の半分がこのような協定とか条約の締約国か当事国でないといけないよ。

第十七条
・締約国は、この協定の改正を提案しても良いよ。
・改正するときは、過半数の賛成が必要です。

第十八条
・この協定をつくって10年後に、状況をみて協定を修正するかどうか考えるために、国連のスケジュールに含めちゃうよ。
・でも、5年後だったら次の条件で協定の再検討をするための会議を招集できるよ。(3分の1の国の要請と過半数の同意がいるんだ)
・再検討の会議は、状況に応じて月の資源開発の件も一緒に考えることにしよう。

第十九条
・この協定は、ニューヨークの国連本部ですべての国に署名を求めました。
・この協定に署名した国は、これを守ってね。
・この協定が効力を発する前だったら、いつでも署名できるよ。
・批准書と加入書は、国連事務総長に持っておいてもらうよ。
・この協定は、5番目の批准書がでてきた30日後にスタートするよ。
・国連事務総長は、ほかの署名国に各署名国の、署名日とか寄託の日を連絡してね。

第二十条
・この協定の効力発生後1年後なら、協定からの脱退を通告できるよ(国連事務総長に通告書だして)
・脱退するときは、通告書を受け取って1年後ね。

第二十一条
・この協定は、アラビア語、中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語による本文を正文として、国連事務総長に寄託します。
・この協定の認証謄本は国連事務総長が署名各国の政府に送るよ。

以上。

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コメント
--すごい・・--

月のうさぎが見たら餅つき中止して即会議ですね~ 笑 
すごいことになってるんですね・・もし孫の孫の孫のひい孫とかが月に行けるようになってたら、バックトゥーザヒューチャーみたいな車も発明して迎えにきてほしいですね!!なんかほんと、誰のものなんでしょうね、宇宙とか すごいですね!!!
by: ponchoco * 2006/03/05 23:01 * URL [ 編集] | page top↑
--ウサギ--

そうですね、、

思い切って、ウサギが住めるような環境にして、「月はウサギさんのもの!」っていうことにしたらどうでしょうか?

個人的には、月条約(11条あたり)にある「誰のものでもないよ」というのは、極めて正論だと思うのですが、、、
by: notty * 2006/03/06 08:41 * URL [ 編集] | page top↑
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それ、賛成です
いい考えだとおもいます☆
by: ポンチョコ * 2006/03/07 00:11 * URL [ 編集] | page top↑
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夢がとっても大きい詐欺では?
by: だいご * 2007/12/18 01:05 * URL [ 編集] | page top↑
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はじめまして。

私も月の土地を買おうと考えていたのですが、
少し不安になり、調べてみるとコチラのサイトに
たどり着きました。
大変参考になりました。
ありがとうございました。

ところで管理人さんはもう購入されたのでしょうか?
古い話で申し訳ありませんが・・・。
by: ハゲセレブ * 2008/07/11 11:06 * URL [ 編集] | page top↑
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世の中やったもん勝ちだ!
さて、月の土地を買おうかと本気で考えていた(笑)ところ、なんだか面白い話になってきました。何と、他にも月の土地を販売している「ルナ・レジストリー」ところがあったのです。 ・・・で、やっぱり思ったのですが、誰も個人の力で月まで行けれない今、ほんとうに誰の所 本当にオタクでも山へ登れるのか?【2006/03/05 10:03】
住めるものなら住んでみたい
夢のある話?? ポチの“ご主人大好き日記”【2006/11/30 16:46】
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